鷹の爪の垢を煎じて飲む ~sideR~

群馬県の片隅から書き綴る、軟らかめのブログです。「R」には鉄道の“R”ailway 、福岡Yahoo!Japanドームや西武ドーム、クリネックススタジアム宮城での“R”ight stand .....といった意味が込められてます。堅めのブログは「sideL」にて。

高橋ユニオンズを知っていますか

元旦にブログを立ち上げてから、まだネタをエントリしていなかった(汗)
さて、この文章を書き上げている今、NHK-FMで「今日は一日プロ野球ソング三昧 in 福岡」が放送されています。(番組公式HP→http://www.nhk.or.jp/zanmai/index.html)
それに合わせたのか(?)今日1/9付けの東京新聞7面「ニュースがわかるAtoZ」に、プロ野球の栄枯盛衰と題してNPB(日本プロ野球機構)12球団の系譜図が掲載されております。
その記事を読みながらふと、正月に実家で読んだ「最弱球団 高橋ユニオンズ青春記」なる本の事を思い出したのです。

最弱球団 高橋ユニオンズ青春記(長谷川昌一著 発行元:白夜書房
http://www.amazon.co.jp/dp/4861917875/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1326112195&sr=1-1

グラウンドには確かに“青春”があった

高橋ユニオンズ。
通算成績:435試合146勝281敗8分 勝率.348。

1954年から56年までの3年間、パ・リーグに存在していたチーム。
本拠地は川崎球場大洋ホエールズが本拠とするのはその後の話)。
ビール王と呼ばれた男、高橋龍太郎氏個人が所有していたチーム。
当時の大投手、ヴィクトル・スタルヒン氏が最後に所属していたチーム。
後年、フジテレビ系「プロ野球ニュース」キャスターとして有名になった佐々木信也氏が、プロ野球生活のスタートを切ったチーム。
挙げるとキリがありません。

ページをめくる度にグイグイと“ユニオンズ”の世界へと引き込まれ、思わずイッキ読みしてしまった次第でありますが、当時の世相にチーム事情、そして何より選手達それぞれの熱意が読み手に伝わってくる、野球関連の書籍としては近年まれに見る良著、と言ってもいいでしょう。
“野球好き”を自任するならば、四の五の言わずとにかく読め!という事を申し上げておきましょう。


しかし、野球関連の書籍を多数取り揃えていた「山下書店 東京ドームシティ店」が今月で閉店になるとは・・・・・・
ネット書店全盛といえ、専門分野に特化した書店が無くなるのは、何とも悲しいことであります。

山下書店ホームページ http://www.booksyamashita.co.jp/
(ページの中程に閉店の告知があります)

※2012年1月15日追記:写真を追加しました。